加工帳や施工図の作成

鉄筋工事では、まず図面を見て、どの種類の鉄筋をどれだけ使うのかを確認します。その後、鉄筋を必要な長さに切ったり、曲げたりして加工します。
実際に工事をするときに鉄筋が足りなくならないように、正確に数を計算することが大切です。また、鉄筋をどう加工するかを決めたり、どのように取り付けるかを示した「加工図」を作る作業もあります。
このような事務的な仕事もありますが、建物の安全を支えるとても大事な仕事です。
鉄筋の加工
加工帳と施工図ができたら、すぐに工事現場へ行くわけではありません。まず、必要に応じて鉄筋を切ったり曲げたりする加工を行います。
加工場では、加工帳を見ながら、専門の機械を使って鉄筋を正確な長さや形に加工します。こうすることで、現場でスムーズに作業できるようになります。
加工が終わった鉄筋は、クレーンを使ってトラックに積み込み、工事現場へ運ばれます。

配筋
鉄筋の組み立て作業は、大きく 配筋・嵌合(かんごう)・結束 の3つの工程に分かれます。
配筋 とは、鉄筋を決められた場所に正しく並べる作業のことです。
施工図を見ながら、工事現場に運ばれてきた鉄筋を正しい位置に配置していきます。
鉄筋の種類によって、並べる順番が違うこともあります。もし順番を間違えると、必要な鉄筋が入らなくなったり、建物の強さに影響が出てしまうため、慎重に作業することが大切です。
また、鉄筋が地面に対してしっかり平行や垂直になっているかも、確認しながら進めます。

嵌合(かんごう)
嵌合(かんごう) とは、配筋した鉄筋同士をつなぎ合わせて長くする作業のことです。
具体的には、ガス圧接継手・溶接継手・機械式継手 などの方法を使って鉄筋をしっかりと接合します。鉄筋をつなぐ方法は、配置する場所によって変わることもあります。
もし嵌合がうまくできないと、建物の強さや寿命に影響を与えることがあります。そのため、職人は施工図を見ながら、正確で素早く作業を進めることが求められます。

結束
最後に、鉄筋をしっかり固定する「結束作業」 を行います。
この作業では、ハッカー という道具を使い、結束線 と呼ばれる細い鉄の線で鉄筋同士を結びつけます。こうすることで、コンクリートを流し込むときに鉄筋がずれるのを防ぐ ことができます。
鉄筋の結びつきが弱いと、建物の強度に影響を与えてしまうため、しっかりと結束することがとても大切 です。また、結束線が外に出ていると、そこから錆びる可能性があるため、最後にしっかりと内側に曲げ込んでおきます。
